後編【宮崎科学技術館】世界最大級のプラネタリウムと人類の科学の進歩がわかる!
2階への階段で恐竜の足跡を踏みしめながら、おっと壁にはマンモスを狩る原始人の絵が!これは期待が高まります。
地球の歴史を1年間のカレンダーにすると・・・なんと私たちの祖先である新人類誕生は、12月31日の午後11時37分! 大晦日だとは知っていましたが、除夜の鐘が鳴り始める時間とはいやはや・・・人間って地球では超新参者ですね。
【青色LED】
おやおやあれはなんだ光る栽培箱?!と近づいてみると・・・
お~青色LEDで育った野菜が栽培されています。
そして、ノーベル賞受賞のお三方の紹介が。科学↑↑↑テンション上がります!
青色LEDを使ったら、太陽光のようになるんですねー「ピノグリーン」を育てています。
こちらは「水菜」。まだ芽が出たてでかわいいですね。
ノーベル賞化学賞受賞の御三方。左から赤崎勇教授、天野浩教授、中村修二教授(受賞時)
さて、ここからは「科学の進歩に貢献した偉人紹介コーナー」です。意外と名前を憶えていなかったり、功績を知らなかったり・・・勉強になりました!
【科学で人類を進歩させた偉人たち】
『進化論』【チャールズ・ダーウイン】
イギリスの生物学者。ビーグル号による世界各地の探検に参加し、ガラパゴス諸島でのさまざまな生物との出会いから、生物の進化についてのヒントを得た。ダーウィンとウォーレス(1823~1913)によって発表された自然選択説に基づく進化論によって、それまで神が創ったとされてきた生物たちが、長い年月の間に、少しずつ進化してきたことが明らかにされ、進化論の基礎を築いた。
『蒸気機関の父』【ジェームス・ワット】
それまでの蒸気ポンプに改良・工夫を積み重ね、蒸気そのものの力でピストンを動かす本格的な蒸気機関を発明したイギリス人。ワットはさらにピストンの往復運動を回転運動に替える改良を加えたため、蒸気機関は工業機械と結びついて、イギリスの産業革命を大きく推進した。
『アメリカの発明王』【トーマス・エジソン】
電話機、蓄音機、白熱電球、映画投影機、撮影機など電気に関連する多くの発見をし、1300件以上もの特許を獲得したアメリカの発明家。現代の電気製品の多くがエジソンの発明と関係したものである。「天才は99%の努力と1%の霊感によってつくられる」という言葉を残している。
『地動説』【ニコラウス・コペルニクス】
太陽が地球の周りを回っているという、ギリシャ時代以来の「天動説」の考えに対して、地球が太陽の周りを回っているという「地動説」の考え方によって、惑星の複雑な動きを証明できることを証明したポーランドの天文学者。コペルニクスの「地動説」は、それまでの地球中心の価値観や宗教観を変え、近代的な科学精神への脱皮を人々にうながした。
『電磁誘導の法則』【マイケル・ファラデー】
電気と電磁の関係についての研究からの「電磁誘導の法則」の発見や、「電気分解の法則」で知られるイギリスの物理学者、科学者。「電磁誘導の法則」は、後に変圧器や発電機にその原理が応用され、現在も私たちの生活を豊かなものにしている。ファラデーが唱えた「電場」の考え方は、後の電磁理論の基礎を作った。
『電磁理論の創始者』【ジェームス・マクスウェル】
ファラデーの実験的研究など、それまで知られていた電磁気についてのいくつかの法則を体系化し、数学的理論にまとめあげることに成功したイギリスの物理学者。この理論をもとに、マクスウェルはこの世界に電磁波(電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線など)が存在することを証明した。力学におけるニュートンとならぶ物理史上の巨人である。
『日本科学の先駆者』【平賀源内】
江戸時代中期の科学者で文人。摩擦起電機「エレキテル」の復元などで知られている。源内の科学思想は、理論的なまとまりはなかったが、技術面における独創性が高く、日本科学史上の先駆者と呼ぶことができる。
『大陸移動説』【アルフレッド・ウェゲナー】
ドイツの気象学者。今から2億年前ごろ、一つの超大陸「パンゲア」があって、これが分裂、移動して現在の大陸ができたこと、北極や南極も移動したことを広い分野の研究から裏付けた。近年の地球物理学の発展によって、この大陸を動かす力が、マントルの対流であることが明らかにされている。
『近代科学の父』【ガリレオ・ガリレイ】
振り子の等時性、落下の法則、加速度やベクトルの発見、望遠鏡の製作、太陽の黒点や木星の4つの惑星の発見など多くの業績を持つイタリアの物理学者。ガリレイは、自然界の法則を実験によって見出そうとした最初の人で「近代科学の父」と呼ばれている。
『放射能の発見』【マリー・マーキュリー】
夫ピエールとともに放射能元素ポロニウムとラジウムを発見し、二度のノーベル賞に輝くポーランドの物理学者。キューリー夫妻の研究は「質量保存の法則」、「エネルギー保存の法則」を修正し、新しい物理学を切り開くこととなった。夫人は自ら研究のために放射能に侵され、命を奪われた。
『遺伝学の創始者』【グレゴール・メンデル】
オーストリアの修道士。協会の庭で、8年にもおよぶエンドウの掛け合わせの実験を行い、遺伝子についての基本法則を発見した。しかし、彼の研究は、当時の学者たちに理解されず、彼の死後16年たってド・フリース(1848~1935)らによって再発見され、初めてその正しさが認められた。
『万有引力の発見』【アイザック・ニュートン】
地球と月の間に働く力について「月は等速度運動をしながら地球に向かって落ち続けている」と考えたことから、万有引力の法則を発見したイギリスの物理学者。ニュートンの導き出した万有引力の法則や運動の法則によって、人々は自然界の現象を初めて一つの体系に秩序立てて理解することができるようになった。
『大空の開拓者』【ライト兄弟】
アメリカの飛行機製作者。グライダーによる度重なる飛行実験で、飛行機の安定性向上の研究を行ったのち、世界最初の動力飛行機の飛行に成功した。ライト兄弟は、レオナルド・ダビンチ以来の「空を飛ぶ機械」に対する人類の長年の夢を実現し、今日の航空機時代の基礎を築いた。
こうしてみると、18世紀~19世紀は人類史上におけるシンギュラリティ(技術的特異点)といえますね。そしていま、インターネット・AIを始めとしたさまざまな変革が起こっているこの世紀を後生の人々は「21世紀は産業革命以来のシンギュラリティの世紀だった」と呼ぶのかもしれませんね。
さあ、いよいよ3Fへ
【世界最大級のプラネタリウムへ!】
待ちきれずにプラネタリウムの場所を確認!
・・・脱力、幻想、まるで無重力状態・・・
(discover-miyazaki)
世界最大級のプラネタリウム(50分)を堪能しました!
天体好きの大人も十分楽しめます。ゆっくり見る事が出来て、子供にかえった気分になります。
プラネタリウムではアニメの投影もあり、特に子供にとっては1日では遊びきれないほどです。
【宇宙食】
プラネタリウムの幻想的な余韻に浸りながら出口に向かうと、入館時にはまったく気づかなかったものが!
それはなんと、『宇宙食』の販売コーナー!
そのなかでも気になったのが、日本食の「カレー」と「たこやき」!!!
粉モノ好きの私は迷わず「たこやき」を買いました。
そして「たこやき」の味を想像しながら、出口に向かいました。
「次に来たときはもっと上手にスペースシャトルを着陸させるぞ」と誓って。
「SPACE CURRY 宇宙日本食レトルトカレー(ビーフ)」510円
外も中もサクッサック 一番人気の宇宙食「TAKOYAKI」500円
充実した宇宙関連グッズのガチャガチャ。レアものも?!
【マップ・施設案内】
名称 | 宮崎科学技術館(ミヤザキカガクギジュツカン) |
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所在地 | 〒880-0877 宮崎県宮崎市宮崎駅東1丁目2番地2
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交通アクセス | (1)崎駅から徒歩で5分 |
営業期間 | 開館:9:00~16:30 入館は閉館の30分前まで 休館:12月28日~1月3日・祝日の翌日 休館:月 休日の翌日 |
料金 | 大人:大人:520円 子供:子供:210円 4歳以上中学生以下 |
バリアフリー設備 | 障がい者用P:○ EV:○ 車椅子対応EV:○ 車椅子貸出:○ 車椅子対応スロープ:○ 車椅子対応トイレ:○ 盲導犬の受け入れ:○ オストメイト:○ オムツ交換台:○ 割引:○ |