【保険】2.生命保険は命がけのギャンブル?!
【生命保険の仕組み】
<30才男性>
生命保険に加入:40才までに死ぬと1億円の保険金が支払われる
毎月の掛け金は1万円(←チップ)
ギャンブルに例えると・・・40才までに死んだら男性の勝ち、死ななければ保険会社の勝ち
↓
<40才男性>
生命保険に加入:50才までに死ぬと1億円の保険金が支払われる
毎月の掛け金は2万円(←チップ)
ギャンブルに例えると・・・死亡する確率が高くなったのでチップは2倍になる
↓
<50才男性>
生命保険に加入:60才までに死ぬと1億円の保険金が支払われる
毎月の掛け金は4万円(←チップ)
つまり、「生命保険は自分が死ぬ方にチップを賭けたギャンブル」と同じなのです!
【自分の保険加入状況を知っていますか?】
生命保険は、命を掛けた「ギャンブル」です。
「えっ、ギャンブルってどういうこと?」と思う方もいるでしょう。
上記に例をあげましたが、このような考え方をすると、保険とギャンブルは仕組みは一緒なのです。
とするならば、この保険というギャンブルが私たちにとって有利なのか不利なのか、その構造を知っておくことが大事です。
【日本人男性のデータから分かること】
厚生労働省が出している「完全生命表」というグラフがあります。簡単にいえば「何才のときに何人生き残っているか」を表したグラフです。
このグラフから計算すると、30才男性が40才までに亡くなる確率はなんと約1%、50才まででも約3.2%です。また、30~49才の男性の死亡原因の約35%は自殺です。自殺以外で30才から~40才に日本人男性が死ぬ確率は全体の2%です。
つまり、ほとんどの日本人男性は自ら命を絶たなければ、50才までに死なない計算になるのです。
生命保険というギャンブルがいかに勝つことの難しいギャンブルかがわかると思います。
<第22回(平成29年)完全生命表>
【負ける前提で行うのギャンブルが保険】
それでは、こんなに確率が低いのなら、生命保険は入る必要がないのでしょうか?
いやいやそうではありません。一家の収入減を失ってしまうと、家族や子供を路頭に迷わせることになりかねません。
いくら少ない確率でもその危険性が0%でない以上、なんらかの方法でリスクヘッジをする必要があります。
だからこそ、一番考えなくてはいけないのは、このギャンブルにいくら賭けるのかということなのです。
つまり「負ける」前提で最小限の勝負をしておくギャンブルが「保険」という考え方なのです。
「負ける」前提で考えれば、生命保険の考え方は、飛躍的に変わってきます。必要最低限の掛け金で挑む心がけができるからです。
負けるのが前提のギャンブルだからこそ、賭け金をしっかりとコントロールしましょう!
続きは次回で!