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【うつ病】うつ病などの医療費は「自立支援制度」を使おう!

 

 

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現代病ともいわれるうつ病うつ病だけでなく他の精神疾患に苦しんでいる人が大勢います。私は18年前に仕事ストレスから統合失調症を患い、いまも受診・投薬を続けています。高校生の息子は発達障害アスペルガー症候群学習障害を患い、受診・投薬を行っています。

 

 

医療費は、通常ならば毎月2人で約2万4千円掛かります。
それが1/3の8千円の負担で済んでいます。それが自立支援医療制度です。
通常の医療費は自己負担で3割すが、それが1割の自己負担になります。

 


我が家の場合では、

・3割負担では月額2万4千円の支払いですが⇒
1割負担では8千円になり、1万6千円の負担減となっています。

 


・3割負担では年額28万8千円の支払いですが⇒1割負担では9万6千円になり、年間で19万2千円の負担減になっています。

 

 

現代社会で多いのうつ病精神疾患アルコール依存症などは、一般的に長期の治療が必要となる疾患です。その患者の医療費の負担を軽減してくれるのが「自立支援医療制度」なのです。

 

 

この制度を使うと医療機関に掛かった際の自己負担額が、通常の3割から1割となりますので、患者本人や患者を支えるご家族の負担が大きく軽減されます。また世帯の課税状況に応じて1カ月当たりの上限が設定されているため、長期の治療となった場合であっても、少ない負担ですむ制度になっています。

 

 

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 (診療費もそうですが、高い薬代が1/3になるのは本当に助かります)

 

 

 

<自立支援の対象となるのは3つの医療>
精神疾患以外も対象になります

 

自立支援医療制度の概要◇

1、目的:

自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を芸減する公費負担医療制度です。

 

 

2、対象者:

・精神通院医療:精神保健福祉法第5条に規定する統合失調症を有するもので、通院による精神医療を継続的に要する者。

 

・更生医療:身体障害者福祉法に基づき身体障害者手帳の交付を受けたもので、その障害を除去・軽減等の手術により確実に効果が期待できる者(18才以上)

 

・育成医療:身体に障害を有する児童で、その障害を除去・軽減等の手術により確実に効果が期待できる者(18才以下)

 

 

3、対象となる主な障害と治療例:

(1)精神通院医療:精神疾患向精神薬、精神科デイケア
(2)更生医療、育成医療:
ア、肢体不自由・・・関節拘縮⇒人工関節置換術
イ、視覚障害・・・白内障⇒水晶体摘出術
ウ、内部障害・・・心臓機能障害→弁置換術、ペースメーカー埋込術、腎臓機能障害→腎移植、人工透析

 

厚生労働省ホームページから抜粋)

 

 

<対象の医療(おもな症状)>

◎精神通院医療(統合失調症躁うつ病、薬物依存症等)

◎更生医療(18才以上)(肝臓、腎臓、小腸、心臓機能障害等)

◎育成医療(18才未満)(同上)

 

 

 

<自己負担額>
◎1割(上限額の規定あり)*

*1カ月あたりの上限額については、こちらの厚生労働省のホームページ「自立支援制度の概要」でご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html

 

 

最後の大切なことを書きます。
医者がこの自立支援制度について紹介をしてくれたり、使用を進めてくれるとは限りません。

 

医者には患者の経済事情はわかりません。自立支援制度の助言は彼らにとって「よけいなこと」なのです。


自立支援の申請には担当医の診断書が必要ですので、診断書作成の依頼を受けたら作成してくれます。ただしあくまで患者の依頼があってからという受け身の立場です。

事実は私は最初の5年間は、この制度の存在を知らず3割負負担で医療費を支払っていました。

また息子のとき「自立支援制度申請のために診断書を書いてほしい」と切り出したのは私です。


無知のままだったら今の医療費の3倍の金額を払い続けていたでしょう。無知は損、知は力です。ぜひこの情報を周りの方にも教えてあげてください!